今回はTrangia 【ストームクッカー】を購入する際に「製品比較(どれを選ぶか)」で凄く悩んだ経験のお話をしていきます。
Trangia【ストームクッカー比較】どれを買う?レビュー
皆さん、おはこんばんちは!
当ブログ管理人の めだゆん です!
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「悩みすぎて買えないんじゃないですか??」
どもども。
トランギア製品愛好家の皆様、いかがお過ごしでしょうか!
今回のテーマはあのトランギアが誇る主力製品
【ストームクッカー】
この記事をお読みの方はきっとストームクッカー購入に向けて今まさにご検討中のことと思います。
そしてこんなお悩みはありませんか?
かくいうボクも「ストームクッカーが欲しい!!」となってからは毎日スマホとにらめっこ状態でしたww
今回は僕も悩みに悩んだストームクッカー選びについての経験をお伝えしつつ、
その間にリサーチした情報や各製品の特徴についてシェアしていきたいと思います。
また最終的に僕が決めた製品(種類)についてご紹介しながら何故その製品を選んだのかについてもお話していこうかと思います!
今回のお題目
- ストームクッカー購入理由
- ストームクッカーの種類と各製品特長
- 僕が選んだストームクッカーと選んだ理由
ストームクッカー購入理由(なぜ欲しくなった?)
皆さんはなぜストームクッカーを購入したいとお考えですか?
正直なところ、シングルバーナーと折り畳み式の風防があれば荷物を減らしながらも同じような環境で調理が可能だと思います。
ではなぜストームクッカーなのか・・・。
ボクの意見ですが、
なぜストームクッカー?
調理器具の管理が一度に出来て、毎回バラバラで用意する必要がなく、煮る・茹でる・焼く・炒めるなど1セットで全て対応できるから。
僕は本格的なキャンプをはじめて6年以上(レジャーを含めるとさらに長い期間)になります。今もなお毎月欠かさずキャンプへ出かているのでこれまで購入したクッカーも数知れず・・・。
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キャンプへ行くときには予め食事のメニューを決めてから出かける場合もありますが、どうしても事前に決まらず出先で決めることもしばしば。
鍋物をするなら当然「鍋」が必要ですし、焼き物や炒め物なら「フライパン」が必要です。
ですが事前にメニューを決めずに出かけた場合、調理に想定されるクッカー全てを持ち運ぶか、調理器は限定してそれに応じたメニューにするかの2択になります。
理想としては『全ての調理に対応出来て荷物は最小限にしたい』との思いがありました。
ストームクッカーであれば鍋・フライパン、さらにバーナーおよび専用ゴトク(兼 風防)が全てセットになっているので、少しかさ張っても利点が勝るなと思った次第です!
ストームクッカー「どれ選ぶか」問題
でっ!✋💥
早速ストームクッカーについてのリサーチを始めるわけなんですが・・・・
なんとなぁ~くこういう製品があるんだなぁくらいにしか思っていなかったので、これほど沢山あるとはつゆ知らず。
後述しますが、ストームクッカーのサイズはS とL の2サイズ展開です。
ソロ = S というイメージだと思いますが、そもそもストームクッカーってSサイズでも本体が結構大きくかさ張るので、Sだからといって携行性が高いとは言えない商品ですね。
とはいえバックパックでキャンプをされるのであれば、やはり少しでもコンパクトなSサイズが無難な選択と思います。
サイズで悩む理由は他にもあります。
調理場面を想定した場合、SよりもLの方がサイズが大きい分、調理できる内容のバリエーションも豊かです。
フライパンで炒める・焼くにしても、かさのある野菜料理やステーキ肉などはそれなりのサイズがないとやりにくい。
鍋物も同様に…
さらにストームクッカーはそれぞれ仕様が異なるパッケージが複数個存在するため、サイズと種類 で悩みに悩む‥‥。
(次項につづく・・・)
ストームクッカーの種類と各製品特長
情報を整理するために、ストームクッカーの種類と各製品特徴についてまとめました。
サイズは S と L の2種類展開
トランギアのストームクッカーは「S」と「L」の2サイズ展開になっています。
■Trangia Stove 25 Large
収納サイズ | Φ22×H10.5cm |
フライパンサイズ | Φ22㎝ |
ソースパン | 1.5ℓ(直径17cm×高さ7.5cm)、 |
1.75ℓ(直径18.1cm×高さ7.7cm) |
■Trangia Stove 27 small
収納サイズ | φ18×H10cm |
フライパンサイズ | Φ18㎝ |
ソースパン | 1.0ℓ直径14.8cm×6.5cm) |
1.0ℓ(直径15.2cm×6.8cm) |
基本的には25シリーズ”がLサイズ、27シリーズ"がSサイズという表記になっています。
後述しますが、ブラックバージョンのみ35(L)・37(S)という型番になっています。
サイズはこの2サイズのみとなっていますので、使用環境や想定される人数に応じて選んでみてください。
続いては各製品の種類について確認していきましょう。
ストームクッカーの種類
以下がトランギアストームクッカーの種類別の名称です。
ストームクッカーの種類
- クラシック(○○-1UL)
- ウルトラライト(○○-3UL)
- ノンスティック・ブラックバージョン(○○-5UL)
- デュオ―サル(○○-21ULD)
- ハードアノダイズド(○○-3HA)
※():型番表記。○○には前述したサイズ番号が入ります。
クラシック(25ー1UL/27-1UL)
■ 重量
25-1UL (L) | 845g |
27ー1UL(S) | 690g |
■ 特徴
ストームクッカーシリーズで最もベーシックなモデルがこちらの「クラシック」になります。フライパン・ソースパン・本体全てがアルミ製です。シリーズ中最も軽量なモデルで、本国のスウェーデン(Trangia正規品)では価格も一番お手頃なモデルになります。日本のTrangia公式代理店はIWATANI-PRIMUSですが、そちらではこのモデルの取り扱いがありません。
懸念点としては全てアルミ製なので炒め物などが焦げ付きやすく、調理内容によって黒ずみが出る場合があります(酸化被膜の化学反応によるもの)。ですが無垢のアルミなので表面加工のものに比べ傷などを気にせず使えるのが利点です。
このモデルがオススメのひと
よごれを気にせずガシガシ使いたい。道具のヤレ感(経年変化)を楽しみたい。管理・保護に気をつかわずに使用したい。
ウルトラライト(25ー3UL/27-3UL)
■ 重量
25-3UL (L) | 900g |
27ー3UL(S) | 740g |
■ 特徴
こちらの「ウルトラライト」はフライパンのみがノンスティック加工された製品です。ソースパン他、全てアルミです。焦げ付きやすい焼き料理・炒め料理を担うフライパンはノンスティック加工で焦げ付きにくくなっているので、軽さを重視しつつも扱いやすさをお求めの方には最適です。
実は僕自身Trangiaのノンスティックフライパンを個人輸入して使用していますが、ノンスティック加工されているからと言って日本で売られている表面加工済みのフライパンほど調理時にくっつきにくいというわけではありません。くっつきを予防するには食材の温度やフライパンの温度・油の程度なども考慮する必要があるため、ノンスティックへの過信は禁物です。でも無垢アルミよりは確実に焦げ付きにくいですし、使用後の洗浄も楽です👍
このモデルがオススメのひと
ラフに扱いたいが、なるべく調理もしやすい方が良い。炒め物・焼き物の焦げ付きのストレスを軽減したい。
ノンスティック(25-5UL/27-5UL)
■ 重量
25-5UL (L) | 905g |
27ー5UL(S) | 745g |
■ 特徴
「ノンスティック」はその名のとおり、フライパン・ソースパンが全てノンスティック加工されたものになります。ノンスティック加工のパンは調理時には比較的くっつきにくくお手入れも簡単なのが特徴です。また表面にも加工が施されているため見た目も引き締まった印象で、このカラーがお好みの方には嬉しいのではないでしょうか。
デメリットですが、表面加工がされているため傷などへの配慮必要になります。傷になった部分から腐食や劣化が進みます。またTrangiaストームクッカーには専用ハンドルが付属しますが、既存の使用者のレビューではハンドルで挟んだ箇所の傷が目立っているようでした。
もし傷をなるべく防ぎたいのであれば、Esbit(エスビット)のグリッパーがおすすめ。
この製品は挟み込む部分にゴムが付いています。
このモデルがオススメのひと
調理時のくっつきを軽減したい。使用後のお手入れを楽にしたい。ソースパンもノンスティックがいい。
ブラックバージョン(35ー5UL/37-5UL)
■ 重量
25-5UL (L) | 1075g |
27ー5UL(S) | 869g |
■ 特徴
先にご紹介したノンスティックの「ブラックバージョン」です。基本的な特徴はノンスティックと同じですが、風防スタンド全てブラック塗装で統一されたデザインになっています。見た目が好みの方も多いことでしょう。デメリットはノンスティックと同じくハンドルのはさみ込みにより傷が付きやすいこと。また何故だか分かりませんが微妙に重量も重くなっています。
表面加工された製品全般に言えることですが、空焼き(または空焼き状態になる調理)は厳禁です。過度な温度上昇によりコーティングの劣化に繋がります。ウインナー数本など焼き面に余白の多い調理では同様のリスクを伴います。お気になさる場合はご注意を。
このモデルがオススメのひと
見た目が好みだ。調理時のくっつきを軽減したい。使用後のお手入れを楽にしたい。微妙な重量の増加は気にしない。
デュオ―サル(25-21ULD/27-21ULD)
■ 重量
25-21ULD(L) | 1130g |
27ー21ULD(S) | 880g |
■ 特徴
見た目がクラシックと同じに見えますが、こちらは「デュオ―サル」というモデルです。クッカーの外側はアルミ、内側はステンレスという構造で、サビや汚れに強いのが特徴です。またステンレスは蓄熱性にも長けているため、「保温性」が高いのも魅力です。
デメリットはやはり調理時にくっつきやすいことです。調理時には事前の油慣らしをするとくっつきを軽減できると思います。またステンレスはアルミなどに比べて加熱開始時に温度が上がりにくいため、しっかりと温まったのを確認してから調理を始めるのもくっつきを防止するコツです。デュオ―サルはクッカーの内側にステンレスを採用しているため、Trangiaのストームクッカーシリーズ中では最も重いモデルになります。クラシックL(845g)と比較すると同じくデュオ―サルLで1130gなので、その差は285gになります。重量が気になる方はオススメとは言えませんね。
このモデルがオススメのひと
調理もメンテもガシガシ扱いたい。保温性が高いものが良い。重量はそれほど気にしない。
ハードアノダイズド(25-3HA/27-3HA)
■ 重量
25-3HA (L) | 900g |
27ー3HA(S) | 740g |
■ 特徴
真打登場といったところでしょうか。こちらはソースパンや専用ゴトク(兼 風防)表面にハードアノダイズド(アルマイト)加工が施されたモデルになります。フライパンはノンスティックです。ハードアノダイズド加工により傷や摩耗に強く、腐食耐性が向上します。重量もウルトラライトシリーズと同じなので、軽さを重視しつつも耐久性が高いモデルを希望される方にはうってつけの製品だと思います。
デメリットは価格です。全シリーズ中最も高価なモデルになります。製品の傷を気にされない方や、ソースパンはアルミで十分という方であれば「ハードアノダイズド」の恩恵はあまり大きくないのかもしれません。個人的にはシルバーのボディカラーが非常に好みです!
このモデルがオススメのひと
使用時に気をつかわないものが良い。なるべく保管・洗浄が楽な方が良い。なるべく軽い方が良い。
全製品の価格比較
全モデルの概要についてご紹介しましたが、気になるのはお値段ですよね。
全モデル(各サイズ別)の価格を以下の表にまとめました。
■Trangia Stove 25 Large
モデル名 | 価格 |
クラシック(25‐1UL) | ¥13,009(税込)※1 |
ウルトラライト(25‐3UL) | ¥17,050(税込) ※2 |
ノンスティック(25‐5UL) | ¥18,700(税込) ※2 |
ブラックバージョン(35‐5UL) | ¥20,900(税込) ※2 |
デュオ―サル(25‐21ULD) | ¥22,000(税込) ※2 |
ハードアノダイズド(25‐3HA) | ¥24,750(税込) ※2 |
※1:2025.2月時点Amazon(並行輸入品)
※2:正規代理店価格(2024.2月時点)
■Trangia Stove 27 small
モデル名 | ※価格 |
クラシック(27‐1UL) | ー |
ウルトラライト(27‐3UL) | ¥15,950(税込) |
ノンスティック(27‐5UL) | ¥17,600(税込) |
ブラックバージョン(37‐5UL) | ¥19,250(税込) |
デュオ―サル(27‐21ULD) | ¥20,350(税込) |
ハードアノダイズド(27‐3HA) | ¥22,550(税込) |
※正規代理店価格(2024.2月時点)
購入時点での価格が異なる場合がございますので、ご参考までに。
その他ECサイトでは大きく割引されているものも見かけましたので、なるべくお安く購入したい方は是非一度検索して価格比較を行ってください。
僕が購入したストームクッカーとその購入理由
僕が購入したストームクッカーは
【ウルトラライト(25‐3UL)】
ボクは普段、妻と二人でデュオキャンプがメインです。
2‐3人であればSサイズでも対応可能ですが、"なるべく様々な種類の料理にマルチに対応できるものを"と考えていたためLサイズにしました。
【ウルトラライト】のフライパンはノンスティック、ソースパンはアルミです。
【ウルトラライト(25‐3UL)】を選んだ理由としては、
- 焼く時の油の量はなるべく控えたい
- 調理後の焦げ付きの処理を楽にしたい
ということと、
主に茹でる・煮るを担う
- ソースパンはあまり焦げ付きに直結する調理は行わないだろう
ということで、傷を気にせずガシガシ使えるアルミソースパン付属の製品にしました。
あと個人的にトランギアのアルミの質感がとても好みです。
専用ゴトク(兼 風防)は絶対にアルミが良かったので、【ウルトラライト】か[デュオ―サル]のどちらかかな、という選択でした。
結果的に少しでも「軽く」「安い」方が良かったため、【ウルトラライト(25‐3UL)】を選びました。
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恐らく今後ソースパンは焚き火に放り込むことになると思いますので、
なるべく洗浄や管理に気をつかいたくない方は表面加工がされていないタイプを選ぶのがベターだと思います。
おわりに
ストームクッカーは専用ゴトク(兼 風防)とアルコールストーブ、さらに3つのパンがセットになった製品です。
先にもお伝えしたように、クッカーとバーナー、風防をそれぞれ別々にそろえればよりコンパクトにできると思います。
ですがTrangia のストームクッカーならその全てをスタッキング(合体)して持ち運ぶことが出来るのです。
最後にこれだけは言わせてください。
「どうせなら合体したいでしょ!!!」
本日はこれにて✋
皆さん素敵なキャンプライフを~☆彡
おしまい٩(๑❛ڡ❛๑)۶
trangia ストームクッカー ウルトラライト
■ Sサイズ
■ Lサイズ
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