どうも!
めだゆんブログ、めだゆんです!
皆さんアウトドアライフは楽しんでいらっしゃいますか!?
今回は生粋のアウトドアマンにこそ是非ご紹介したいテント
【ホーボーズネスト2.1(テンマクデザイン)】です!
アイキャッチ出典:tent-mark.com
ホーボーズネスト2.1(テンマクデザイン) はじめに
皆さんが普段ご利用のテント(またはこれから購入を検討されているテント)は何を基準に選ばれていますか?
デザイン性?
機能性?
それとも設営の取り扱い易さや携行性?
どんなテントでもこれらの条件を完全に満たしてくれるテントなんてそうそうあるもんじゃないですよね。
それはキャンプギアに限らずとも、
どんな製品を選んでもその方の使用用途や目的、感じ方によって
メリットやデメリットが無限に存在するからに他なりません!
「では自分に合ったテント選びってどうすればいいの…?」
個人的にテントを選ぶ際に重要なのは
製作者の意図に共感できるか、だと思います。
どんな製品にもメリット・デメリットが存在するのは仕方のないことですが
製作者がそのテントを設計・デザインした意図に共感し
そのテントを使用する目的や手段がアナタの求めるものと共通するならば
限りなくご自身のご希望に近い製品を手にすることが出来る!
のではないかと思います。
今回ご紹介するテンマクデザインのテント
【ホーボーズネスト2.1】
このテントはまさにそんな製作者の意図を具現化した、設計者の濃密かつ熟練したアウトドア経験から生み出されたテントです。
初代HOBO'S NEST からホーボーズネスト2.1へ
今回ピックアップした【ホーボーズネスト2.1】をご紹介するうえで、この方の存在は避けては通れません。
【ホーボーズネスト】をデザインされたのは生粋のアウトドアマン
ホーボージュンさんは全天候型アウトドアライターとしてテンマクデザインでは紹介されていますが、
『BE-PAL』『山と渓谷』『フィールドライフ』など
現在でも数多くの著名なアウトドア雑誌の連載をもつ、まさにアウトドアのプロフェッショナル
実際に取材・撮影のためホーボージュンさんご自身が世界中、数多くの国々を冒険されルポを行ってこられた熟練の放浪者(?)です!
ホーボージュンさんはこれまでのご自身のアウトドア経験から
あらゆるメーカーのテントを使用したが自分の考える最高のテントに出会えなかった。それなら自分でデザインして世界で最高のテントを作ろう!
ということで
苛酷な遠征や冒険トリップにも対応できる [ホーボーズネスト]をデザイン・設計されました。
初代 [ホーボーズネスト]は遡ること2007年
当時限定100張りにて製造・販売されたこのテントは、雑誌『BE-PAL』とWEB予約で僅か72時間という驚異のスピードで完売
コンパクトシステムテントで定評のあるアライテントの人気ULテント「トレックライズ0」をベースにした初代 [ホーボーズネスト]
トレッキングポールを1本用いて前室部を確保できるとあって、当時のUL系テントファンや数多のハイカーを魅了しました。
こうして初代 [ホーボーズネスト]は"究極の放浪テント"として世に生み出されました。
さらに数年後、、、、
[ホーボーズネスト]は2代目モデルである [ホーボーズネスト2]へと進化を遂げて発売されます。
特徴としては
独自のテント構造で「設営3分、撤収1分」
という超速設営&超速撤収が可能であることです。
ホーボージュンさんご自身のシーカヤック遠征の経験から、
悪天候下や夜間時の設営の際にもヘッドライトのみでも迷うことなく設営が出来るようにと設計されました。
この独自のテント構造と設営の簡易さは製品として高く評価され、
2022年『グッドデザイン賞』を受賞しています。
・・・でっ!!✋
今年2022年、 [ホーボーズネスト2]を更に改良した第二世代
【ホーボーズネスト2.1】の発売が公表された!というのが今回のお話です。
ホーボーズネスト2.1 スペック
お伝えし忘れていたんですが、「ホーボーズネスト」とか「ホーボージュンさん」とか、
「ホーボーってなに?」
と疑問をお持ちの方も当然いらっしゃるかと思います。
ホーボー(HOBO)とは英語で放浪者の意味。
1998年にホーボージュンさんが連載を担当されたアウトドア雑誌『Outdoor Equipment』の中でペンネームとして使用されていたのが始まりだとか…
参考資料:ja.wikipedia
ホーボーズネストは
『放浪者の巣』
って意味だそうですよ!
(*´﹃`*)か、カッコいい…
ホーボーズネスト2.1 特徴
今回[ホーボーズネスト2]から更にアップグレードされた
【ホーボーズネスト2.1】へと進化を遂げたわけですけれども、
【ホーボーズネスト2.1】は[ホーボーズネスト2]をベースにしているため、基本的な構造や特徴は同じになります。
まずはこれら製品の特長をお伝えしていきます!
以下が[ホーボーズネスト2]【ホーボーズネスト2.1】の特徴です。
特徴
- インナーフレーム一体構造かつ独自の3ポールデザイン(Tri-Pシステム)
- 全天候型のフライシート設計(開閉操作は左右どちらでも可能)
- 前後2ドア設定で前室付き
- フレキシブルな張り綱でどんな環境でも固定が可能
- ハーフスリーブでポールの着脱が容易
- 摩耗部は引き裂き強度の高い「X-Pack」で補強
- インナーボトム部の強化された防水設計
ホーボーズネスト2・2.1 基本構造
まずは最大の特徴である[ホーボーズネスト2]【ホーボーズネスト2.1】の基本構造について。
まず前提として【ホーボーズネスト】はフライシートとインナーテントが一体構造で展開可能なため、毎回のインナーテントの付け外しが必要ありません。
[ホーボーズネスト2]【ホーボーズネスト2.1】は独自の3ポールデザインである「Tri-Pシステム」によりテントを自立させる機構を採用しています。
一般的なテントはテントシート末端部にあるテープ(グロメット)にポールの先端ピンを接続して固定する仕組みになっていることが殆どですが、
【ホーボーズネスト】の場合メインポール(1本)を除いて、リッジポール(2本)はハーフスリーブによりフライシートの途中まで通すような設計になっているので、その分だけスリーブにポールを通す手間や時間が省けるよう工夫されています。
メインフレームに関してもスリーブの末端が閉じている構造になっているため、片側のスリーブ入口からフレームを通していくだけでポールを固定できる仕様になっています。
▼この辺の仕組みはsnowpeak【ミニッツドーム Pro.air 1】にも採用されていました。
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ハーフスリーブでリッジポールが大きく露出していることで設営時のポール操作も楽に行えます。
また平らになるように縫製されたスリーブによって風を受け流せる構造になっているようです。
摩擦が生じやすいポール交差部やポールエンドのスリーブ生地には「X-Pac」というテクニカルファブリック(特殊構造の生地)で補強されています。
「X-Pac」とは
「X-Pac」はdimension-polyant社が開発した特殊繊維生地で、セイルクロス(ヨットの帆)に使用される引き裂き強度が高く防水かつ軽量な素材
「X-Pac」は裏地となるポリエステル生地の上に、X状に組み合わせた強度の高い紐状のポリエステル繊維を重ね、さらに表面をナイロンや綿帆布などの素材で張り合わせた重層生地です。
細部のディティールまでよく考えられた作りのテントに仕上がっています。
ホーボーズネスト2・2.1 外観の特徴
続いてはテント外観の特徴です。
[ホーボーズネスト2]【ホーボーズネスト2.1】は全天候型のフライシート設計になっています。
通常"全天候型"と聞くとフライシートに雨風の侵入を防ぐためのスカートがついていますが、
【ホーボーズネスト】の場合はスカート設定はなく、その代わりにフライシートが地面スレスレまで届くように設計されています。
地面との隙間を最小限にして雨風などの侵入を防ぐとともに、スカートを省くことで総重量の軽量化にもつながっています。
総重量
2.15kg
【ホーボーズネスト】のドアは前後に2つあり、そのどちらもが前室付きになっているので、2人で使用する場合にはそれぞれに専用の出入り口を確保できるようになっています。
またフライシート側のドアパネルは左右どちらにでも開閉可能なため、ご利用になるシチュエーションに応じて設定を変更できるのは嬉しいポイント♪
また【ホーボーズネスト】は冒険向きテントとして開発されている背景から、あらゆる環境で設営が出来るように張り綱の設計にもある工夫がされています。
張り綱をご覧いただくとテント側とフィールド側の両方に自在金具がセットしてあるのがお分かりいただけると思います。
コレはどのような角度でテンションをかけた場合でも、張り綱がフレキシブルにテンションをかけられる仕組みになっているためです。
この張り綱のおかげで凸凹した石に固定したり、角度の高い木に巻き付けたりと
高さ・形状にとらわれることなく張り綱を固定することができます。
ホーボーズネスト2・2.1 インナーテント
最後は寝室部であるインナーテントの仕様について。
まずはインナーテントの設営サイズなんですが、
インナーテントサイズ
約 2,100×1,180×1,050(高)mm
このサイズであると大人2名が十分に収容可能なサイズ感
インナーテントのサイズとしてはソロで人気のモデル、Coleman[ツーリングドームST]と同等といった感じです。
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Coleman[ツーリングドームST]の場合は広めの前室に後方ドアといった構造なので、
しっかりと2名分の動線を確保したい場合には前後2か所にドアの設定がある【ホーボーズネスト】のような構造が最適ですね。
インナーテントの特徴でお伝えしたいのはインナーテントボトム部(バスタブ)の高さです。
このバスタブ部分の高さは約20㎝ありかなり高めの設定になっています。
強い雨にさらされた場合、フィールドからの雨の跳ね返りにも強い設計だと思います。
またこのバスタブは縫い目がないように設計されているため、縫合部分から水が侵入する心配はありません。
インナーボトム(及びフライシート)の耐水圧は1,500mmあるため、防水性もバッチリです。
インナーテントのドアパネルは全て格納可能でインナーテントをセットした状態でもかなり開放的なセッティングでご利用いただけます。
インナーテント内の収納(メッシュポケット)は前後の各ドア左右2か所(計4か所)にあります。
それぞれの前室を踏まえると2名で使用する場合にも収納スペースはしっかりと確保出来そうです。
あと細かい部分なんですが、天井部分の吊り下げ用ループは計3ヵ所
【ホーボーズネスト】には必要なものがちゃんと付いていて、使いやすさにもしっかりと配慮されているのです。
ホーボーズネスト2とホーボーズネスト2.1の違い
ここまでは[ホーボーズネスト2]【ホーボーズネスト2.1】の基本構造やテントの特徴についてご紹介してきました。
ですが冒頭でもお話しした通り[ホーボーズネスト2]は今回アップグレードされて【ホーボーズネスト2.1】へと進化しています。
アップグレードされた仕様の変更点は以下になります。
ホ―ボーズネスト2.1の仕様変更点
- インナー内からベンチレーションを操作可能
- 不等長サブポールによる強度の向上
- ジッパータブの色分けで更に使いやすく
この3点が仕様の変更点になります。
▼インナーテント内からフライシートのベンチレーションを直接操作できるよう新たにファスナーが追加された。
▼ポールのジョイント部を変更しあえてそれぞれの長さを不等長にすることで、従来品ポールより強度をさらに強化。
▼ジッパータブを色分けすることで、ダブルファスナーを視覚的により分かりやすく操作可能に。
再度のお伝えになりますが、[ホーボーズネスト2]【ホーボーズネスト2.1】の基本的な構造は同じです!
上記した3点のみが第二世代となる【ホーボーズネスト2.1】の仕様変更点になります!
「オールシーズンインナー」が新たに追加!
ここまでご紹介してきたように【ホーボーズネスト】はとても細部にまでこだわった製作者のこだわりの感じられる高機能・高品質なテントなんですが、
標準で装備されているインナーテントは「フルメッシュインナー」です。
軽量性を重視する方にとってはオススメできる仕様かとは思いますが、やはり秋・冬の寒い季節には弱点にも…
しかし今回新たに「オールシーズンインナー」が追加されたことで【ホーボーズネスト】は1年中季節を問わず快適なテントとしてご利用いただけるようになりました!
▼単品販売(別売り)
これでいつでも、いえ一年中住まうことの出来る
『放浪者の巣』
として活躍出来ますね!!
おわりに
今回ご紹介した【ホーボーズネスト2.1】の発売は現在のところ
2022年12月中旬発売予定
となっております。
販売チャンネルは今のところ未定ですが、おそらくテンマクデザインの公式オンラインストアである
になるのではないかと思います。
これからまた発表があるかと思いますので、ゲットしたい方は首を長くして待ちましょう!!
他にもテントをチェックしたい方は下記のリンクもチェックしてみてくださいね♪
それでは今日はこのへんで✋
皆さん素敵なキャンプライフを~☆彡
おしまい٩(๑❛ڡ❛๑)۶
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まさに"究極"のソロテント!!
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