どもども!
今回はボクの所有しているビンテージランタン
【デイツ(DIETZ)No.80 BLIZZARD】
のレストア全記録、第3話【浸漬作業(クエン酸)】になります。
デイツ80ハリケーンランタン レストア
前回はボクが実家から入手したデイツ(DIETZ)No.80ハリケーンランタンのレストア作業STEP,12,までお伝えしました!
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デイツ80ハリケーンランタン レストア全記録 #2【キャンプギアレビュー】
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※ハリケーンランタンについても解説しているので、是非ご覧ください。
大まかな工程については第1話の記事を読んでいただけると把握できるようになっています。
まだお読みになっていない方は是非そちらからお読みいただけると幸いです。
デイツ80ハリケーンランタン レストア全記録 #1【キャンプギアレビュー】
デイツ(DIETZ)No.80 BLIZZARD
DIETZランタンNo.80
前回のあらすじ
まずは前回のお話から。
前回はランタン本体のサビの状態確認をしました。
予めサビの状態を確認しないと、今後必要になるサビ落とし剤の選定や施工の程度が分かりませんからね。
そして次にランタンを構成している各パーツの分解作業も行いました。
サビの状態確認も兼ねているのですが、修理後に不具合があって使用できない状況は避けたいですからね。
本日の工程【浸漬作業(クエン酸水)】
それではここからが今回の本題です。
前回、サビの状態確認をして、どこもかしこもかなり重症だということが分かりました。( ´ㅁ`; )
そこで今回のテーマ
【さび落としのための浸漬作業】
になります。
まずは敵を知ることから。
色々な種類のサビ
前回もお話したように、
サビとは一般的に青サビ(またの名を緑青)と言います。
サビについて色々と調べてみると、サビにも種類があるようです。
サビの種類 | サビの内容 |
赤サビ | 鉄や銅がサビたもので、赤サビがひどいものは材料の脆弱性を伴う。 |
青サビ(緑青) | 酸化銅。赤さびとは違い、腐食耐性(被膜)としての機能を持つ。 |
白サビ | 主にアルミのサビ。被膜としての役割はあるが、被膜が破壊されると腐食が進む。 |
黒サビ | 鉄のサビだが水によるものではなく、加熱によって生じる。(フライパンの黒い被膜) |
一般艇に腐食が進んでボロボロになったサビは、赤サビで形成されていることが多いですよね。
また青サビ・白サビ・黒サビはともに被膜形成(腐食耐性)を持つことから、良性サビに分類されるようです。
今回のランタンも全体的に赤みがあって、本体の耐久性に心配はありますが、頑固なサビなので段階的にサビを落としていきたいと思います。
話を戻して今回のテーマの浸漬作業
今回ボクがサビ落としにまず使用したのがコチラ。
錆落としに使用したクエン酸
クエン酸の酸の力(チカラ)がサビの酸性と反応して、【酸化還元反応】を引き起こすことでサビが落ちるようです。
詳しいことはボク以外の専門家の方々にお任せして、とにかくクエン酸でサビが落ちるという情報に辿り着きました!
▼用意するもの
- クエン酸(パウダータイプ)
- ランタン全体が浸かるサイズの容器
- ぬるま湯(40‐50℃を適量)
激落ちくんのクエン酸(パウダー)の使用できない材質に鉄が含まれますが、これは変色や劣化の原因になるからだと思います。
ですが今回は製品クオリティを保つための清掃目的の使用ではありませんので、気にせずガンガン使用していきたいと思います。
同じことの繰り返しになりますが、※クエン酸水溶液は鉄製品を変色させたり、劣化させたりする可能性があります。
▼ボクはこんな感じで浸漬しました。
とりあえず今のところこれ以上することはないので、あとは「寝て待つ」です!
それから一日経過して・・・
この浸漬作業が意外にもワクワクするものですね。
例えるなら、
プリンを作って冷蔵庫で冷やし固めるまで待っているあの時の感覚と言いましょうか・・・
はたまた、ゆで卵を味玉にすべく冷蔵庫で浸け置きしているのを待っているときのような感覚と言いましょうか・・・・。
▼そしてコチラが一日経過した状態のモノになります。
▼よく見ると気泡が立っていて、ランタンの塗られていた塗装面がボロボロと剥げてきているのが見てとれます。
黄色くなった原因としては、塗料の成分がアルカリ性で、そのアルカリ成分が溶液に溶け出して紫外線で黄色に変色したと考えられます。
※実際に成分を調べたわけではないので定かではありませんが。
▼水が黄色いのでサビが落ちているかがよく分かりません💦
とりあえず一度取り出して確認してみます。
▼こちらが取り出した直後の状態。
本来の塗装の色が『青色』だということが分かるくらいにはなりましたね!
▼その他の細かいパーツも確認していきます。
▼タンクのキャップ。大まかにサビは取れていますね。
Before
After
▼こちらはバーナー。ハンドル部分は若干サビが落ちていますが、表面がガビガビですね⤵
上面の網目?(穴がたくさん開いているところ)は結構キレイにサビが落ちました。
▼続いてはトップフード。こちらは塗装面がしっかりと浮き出ていて本来の色味が確認できるレベル。
Before
After
▼ちなみに裏面はこんな感じです。
まぁいうて見える部分ではないので、ここはそこまでシビアにならなくてもイイかなー。
▼並べて見てみると一目瞭然ですね。
Before
After
ということで、第1回目の浸漬作業であるクエン酸への浸け置きはこんな感じになりました。
クエン酸水への浸漬で注意したいのは
ボクの場合はレストアするランタンのサビ状態が著しく酷かったため、この後もサビ落とし剤に浸漬する予定です。
ですが軽度のサビであればクエン酸などでも十分に対応可能かと思いました。
※その場合は材質の劣化を伴う可能性があることはご理解の上、自己判断にて実施してみてはいかがでしょうか?
本日の作業はここまでです(*^^)v
デイツ No.80 BLIZZARD はオイルランタンでは特に光量が高いランタンです。
ガス式ランタンのような煌々とした明るさはありませんが、ムードがあって必要十分な灯りを提供してくれる素敵なランタンです。
是非♪(*'▽')
【デイツ(DIETZ)No.80 BLIZZARD】
DIETZランタンNo.80
次回もお付き合いいただけると幸いですww
是非お楽しみに♪
それでは皆さん、良きCAMP LIFE を~☆
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おしまい٩(๑❛ڡ❛๑)۶
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