今回はAlpenOutdoors(アルペンアウトドアーズ)のオリジナル2ルームテントである【AOD-1(エーオーディーワン)】の展示品を拝見してきましたのでレビューします!
AOD-1とは?
「AOD-1」の文字だけ読んでいたら、
アメコミ大手のマーベルコミックスから連載された、大人気ロックバンド『KISS』がモチーフになったコミック、
KISS ~ARMY OF DRAKNESS #1~ のタイトルの略式かと思ったわ!

冗談はさておいて、AOD-1はAlpenOutdoorsさんの新ブランド「AlpenOutdoors」から発売になった2ルームテント。
ボクもファミキャン歴5年、2ルームテント歴5年ということで、

ファミリーキャンパーに配慮した設計で、ビジュアルもアースカラーでオシャレ♪
これからやってくる夏シーズンにも最適なテントということで、とてもオススメな2ルームテントなんです。
そんな素敵なテントを今回はぼくめだゆんがアウトドアショップAlpenOutdoors京都宇治店さんに直接お伺いして実物を拝見してまいりました!

AlpenOutdoorsさんについての内容は前回の記事をご覧ください!
AOD-1のスペック
AOD-1の特徴
このテントは
夏キャンプも快適に過ごせる「涼しい」がコンセプトの2ルームテント
ということで、随所に通気性や遮光性に配慮したギミックが施されています。
めだゆん的AOD-1の特徴はコチラ。
このテントはコンセプトにもある通り夏場の利用に配慮された設計になっており、とても快適な夏キャンプが出来るのではないかという期待感が半端ないテントなんです。
めだゆん的AOD-1の特徴を踏まえたこのテントのポイントについて確認していきましょう⤴
POINT① 大きなメッシュ天窓
まずはリビングルームに設定された大きなメッシュ天窓。
天窓が付いてるってだけでオシャンなんですが、
必要に応じて光を取り込めるのはメリットですよね。
しかもキャンプをご経験されたことのある方はご存じだと思いますが、
夏場のテント内は空気がこもってしまうと蒸し風呂状態になるんですよね。
メッシュ開口できる箇所が増えるだけで、空気の循環も促せますし、メッシュ素材なので虫の侵入も防げます。
ルーフはTC素材になってるんで、遮光性も抜群!
この写真は店内での設営の状態ですが、ルーフ設営時のテント内はめちゃめちゃ暗かったです。
POINT② 大開口ドア
AOD-1のポイント②はこの大きな開口ドアです。
ウォークスルー設計でインナーテント設営時は3方向からの出入りに対応。
入口が広いことで、屋内外の境界に広がりが生まれ、実際のテント内の広さに比べて広く大きく感じさせてくれます!
もちろんこちらも安心のメッシュ対応♪
しかもインナーテントを外せばもちろんシェルターとしても活用可能で、後方ドアも全開放が可能!

POINT③ 激遮光性インナーテント
リビングの大天窓と大開口ドアによる遮光と調光に長けたAOD-1であることはご理解いただけたと思いますが、
このテントはそれだけではございません。
コチラはAOD-1のインナーテントを撮影した様子。

この仕様はColemanさんのダークルームテクノロジーに瓜二つですが…
通常、ポリエステル素材は遮光性に欠けるデメリットがあるのですが、
このように幕帯が真っ暗であることで、テント内に光が差し込みにくくなっていて、
夏シーズンの直射日光からの紫外線をシャットアウト!
ボクは日焼けは絶対にしたくないという軟弱キャンパーなので、これはマジで嬉しい仕様。
我が家は娘を2人連れて夏場にもキャンプに行くのですが、
子供は遊びに夢中にになってしまって、あわや熱中症という状態にまでなったことがありました。
この遮光性インナーがあることで、夏キャンプの強い味方になってくれること受け合いです!
お子様連れのファミリーキャンパーさんには最適仕様で、
まさに「光と闇の総合演出」ですね!
POINT④ 2ルームならではの居住性の良さ
ボクはキャンプを始めた5年前にDODさんの2ルームテントであるカマボコテントに一目惚れをして、
それ以後ずっとカマボコテントを愛用しているのですが、

これはAOD-1も共通している部分なんですが、2ルームはめちゃくちゃ居住性が高い!!

AOD-1の広さの特徴としては壁面の立ち上がりの良さがキーポイントで、
ボクが使用しているカマボコテントはアーチ状の設計になっているため、
天井に向かってなだらかに弧を描くように壁面が立ち上がります。
それに対してAOD-1は壁面ポールの立ち上がりが垂直に近い形状をしています。

またAOD-1 は天窓にあたる部分がクロスフレームになっていて、
このクロスにより天井が平面に近い状態に保持できます。
これはColemanのタフワイドドームに設定されているベントフレームによく似ていて、
このフレーム仕様により壁面がより垂直に立ち上がりやすく屋内有効面積が広くなるというメリットが生まれます。
タフワイドドームを使用されているサイト例の紹介をしておりますのでそちらも合わせてどうぞ。
またテント全体としても縦6.7M,横3.4Mと、収容人数は4人となっていますが、
シェルター使用時には6~7人ぐらいは余裕で収容できそうです。
この居住性の広さは2ルームならでは。
テント兼シェルター(タープ)として、泊りのキャンプも日帰りのデイキャンプもバッチリです!
POINT⑤ 初心者さんにもオススメの簡単設営設計
特に初心者の方(2ルームテントにような大型テントを設営したことがない方)が気になっているであろう設営について。
AOD-1の基本設計としては、
アウターにあたるフライシートにメインポール(緑)2本、
テント前後のサブポール(赤)2本、寝室部の立ち上げ(シルバー)に1本の合計5本のポールで組み立て可能。
フライシートを広げた後、各スリーブ(ポールを通すところ)に同じ色のポールを通すだけ!
step
1メインポール設置
まずは本体を立ち上げるためのメインポール(緑)を各スリーブに通していきます。
step
2リビングルームの立ち上げ
ポールを通した先には、クリップ(ポールを差し込むエンドピン)があるので、ポールの先端を差し込めばOK!
メインポールを差し込みながらテントを立ち上げていきます。
step
3サブポール設置
次はテント前後のスリーブにサブポール(赤)を同じ手順で組み立てていきます。
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4寝室の立ち上げ
最後は寝室部のポール(シルバー)を通せばほぼ、ほぼほぼ完成!
あとはテント四隅のテープをペグダウンして、各ポールに対応したフライシートのテープを止めればフライは完成。
step
5ルーフの設置
ルーフをかけてバックルで止める
バックルを止めたらテンションをかけて完成。
step
6引き縄の設置
フライを設営したら各所の引き縄(張り網)を固定しましょう。
アウター部分はこれで完成になります。
step
7インナーテントの設置
最後はインナーテントを吊り下げる。
テント自体は大きいですが、ポールの本数も多くはありませんし、各ポールとスリーブのカラーも分かりやすくなっています。
最初はポールを通して幕帯を立ち上げる時に少しコツがいるとは思いますが、一度慣れてしまえばとても簡単に設営できそうですね!

POINT⑥ 気になるフックや各種ポケット
次はテント内の気になる各パーツを確認していきましょう!
リビングやインナーテントに灯りを吊るすフックは?
各フックの位置、これめちゃめちゃ重要ですよね。
まずはリビングから。
入口 ➡ リビング中央 ➡ インナーテント側
ちゃんと前後に向かってハンギングチェーンなどが通せるようになっている配慮が嬉しいですよね。

※ライト(照明)や吊り紐は付属品には含まれません。
寝室(インナーテント)は?
続いてインナーテントです。
インナーテントの天井部中央にはフックはありません。
▼入口ジッパー上部にはフックがありました。
インナーテントのボトムにポケット
AOD-1の気になる点は?
このAOD-1で一番気になったポイントはやはり重量でしょうか。
2ルームテントは大型幕であるため、重量に関しては仕方がない部分ではあるのですが、
ボクが使用しているカマボコテント2は約16kgなので、AOD-1の27kgは重たいのは確かですね。
2ルームテントの重量比較です。
テント名 | ブランド | |
AOD-1 | AlpenOutdoors | 27kg |
カマボコテント3 | DOD | 約19.5kg |
プレミアムPANELグレートドゥーブル | LOGOS | 約19.6kg |
エルフィールド | snow peak | 約15.5kg |
ティエラ5‐EXⅡ | ogawa | 21.1kg |
列挙したのは2ルームテントのごく一部ですが、この中でもAOD-1の重量が重たいのが分かります。
個人的に持ち運びにそれほど苦労しないファミリー用テントの重量は「15~20㎏」くらいまでかな、と思いますので、(あくまでも個人的な意見ですが)27㎏は間違いなく重たいテントと言えると重さだと思います。
まとめ
今回はこれまで沢山のアウトドア用品を取り扱ってこられたAlpenOutdoorsのノウハウが詰め込まれた2ルームテント「AOD-1」をご紹介しました。
2ルームテントは大きなテントなので設営の手間は少しかかりますが、その分タープなどを別途設営しなくても快適にご利用いただけるタイプのテントだと思います。
それでは今回はこのへんで✋
それでは皆さん、良きCAMP LIFE を~☆
おしまい٩(๑❛ڡ❛๑)۶

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