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今回は先日購入したキャンプギア、ポーランド軍幕のメンテナンス【ハトメの付け方~サイズや打ち方~】をご紹介していきます!
ハトメの付け方~サイズや打ち方のコツ~ はじめに
おはこんにちは!
前回のポーランド軍幕のレビュー記事はご覧になっていただけたでしょうか?
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個人的にはかなり愛着の湧いた一幕となったわけですが、当日設営の際にハトメが1つ取れてしまいました💦
まぁいうて正規のメーカー品を購入したわけでもないので、致し方なし・・・
ですがこのままでは使用できないので、ハトメを取り付けていきたいと思います。
解説というほどの作業でもないですが、備忘録として記事にしてみましたので是非お付き合いいただきたいと思います。
ハトメの付け方[ハトメの種類やサイズ]
まずはハトメについて簡単に。
ハトメは日本語の”鳩目”のこと。
英語圏では
ハトメ=グロメット
のこと。
グロメットとは
グロメット(英: grommet)は、布や板などの平たい物に開けた穴に挿入される、管である。~
~グロメットは、穴が破損したり磨耗しないようにするという、穴の補強の目的で使われたり、穴の縁が鋭利な場合は、穴に通す物を傷つけないように保護する目的で使われる。
引用:wikipedia
キャンプをしている方はテントやタープ設営の解説(説明書)などでも『グロメット』のキーワードを目にされている方も多いのではないでしょうか。
ちなみにハトメと同じ形状のモノでも「アイレット」と呼ばれるものもあります。
なので販売サイトでアイレットと表記されているものはサイズの大きなものです。
少しでも文字数を稼ぐというブロガーアルアルなのです!!
それでは続いてはハトメ(グロメット)の種類についても確認していきましょう。
ハトメ(グロメット)の種類ついて
ハトメ(グロメット)の形状
ハトメ(グロメット)の形状には大きく分けて以下の2種類があります。
- 両面ハトメ
- 片面ハトメ
両面ハトメ
両面ハトメとは表・裏ともにハトメの輪っかパーツがついているもので、見た目にもキレイな仕上がりになります。
基本的なパーツは上記の画像で本体(左)・座金(右)になります。
座金(ワッシャー)があることで施工した際にハトメが抜けにくいのが特徴です。
片面ハトメ
片面ハトメには「電気ハトメ」と「菊割れハトメ」があります。
両面ハトメとは違い、座金がないので表と裏で見た目の仕上がりに違いが出ます。
▼電気ハトメ
▼菊割れハトメ
ハトメ(グロメット)材質について
まずはハトメ(グロメット)に使用される主な材質について。
それぞれのメリットについて簡単にまとめました。
素材 | 特徴 |
---|---|
プラスチック | 加工がしやすく、カラーも豊富。もちろん強度は低い。干渉してもキズが付きにくい。 |
アルミ | 錆びにくくとにかく軽い。取り付けも比較的容易に可能。 |
真鍮 | 風合いが良くオシャレ。加工もしやすくアルミよりも強度が高い。 |
ステンレス | stainlessと記載するくらい錆びにくい。強度があり耐食性が高いが取り付けは大変。 |
上記の表は素材としての強度順(また重さ順)に並んであります。
プラスチックは強度は劣りますが、加工のしやすさ(ハトメの取り付けやすさ)や軽さに長けています。
反対にステンレスは強度は高くなりますが、その分ハトメを取り付ける際には専用の道具や作業に対する慣れ(コツ)が必要になります。
今回は取り上げませんでしたがこの他にも鉄製のハトメもあって、このタイプはメッキ加工されていることが多いです。
ハトメ(グロメット)サイズ
ハトメ(グロメット)を取り付ける上で事前に確認しなければいけないのがサイズです。
以下にハトメを選ぶ際に確認しておきたいサイズの項目について記載します。
内径:穴の内側の径
外径:穴の外側の径
傘の径:表面輪っかの径
高さ:取り付け厚
今回は既存のハトメがあったので、それを基準にハトメを選びました。
ここで見落としがちで一番重要なのが「高さ」です。
高さが適合しないと、最悪上手く取り付け出来なかったり、取り付けは出来たもののサイズが合わず直ぐ外れる原因にもなります。
目安としては紙や薄い布などの材料に取り付ける場合には2mm程度のモノを。
デニムや帆布など厚みのある材料に取り付ける場合には3~4mm以上を選びましょう。
参考までに大まかなサイズ表を記載しておきます。
サイズ | 外径(mm) | 内径(mm) | 高さ(mm) |
#18 | 11.2 | 5.8 | 5.5 |
#20 | 11.8 | 6.2 | 5.0 |
#23 | 16 | 8.8 | 6 |
#25 | 18.9 | 9.6 | 6.8 |
#28 | 23.4 | 12 | 7.7 |
#30 | 27.5 | 15 | 9 |
ハトメの製品ページに記載されているサイズ(mm)は基本的には内径が表記されています。
コチラも購入前に事前に確認しましょう。
ハトメ(グロメット)取り付けに必要な道具について
続いてはハトメ(グロメット)を取り付ける際に必要な道具類についてです。
ハトメパンチ
ハトメパンチは市販されているモノの中でも扱いやすい種類。
ラジオペンチのようなグリップ形状になっていて、挟み込んで潰すタイプです。
ハトメパンチにも握りこんでプレスするタイプと工具で挟んでハンマーで打ち付けるタイプがあります。
▼グリップタイプ
▼打ち付けるタイプ
ハトメ打ち具
最もポピュラーなタイプの工具。
台座パーツと打ち具の上下パーツに分かれており、打ち具をハンマーで打ち付けて使用します。
▼ハトメ打ち
ハトメ取り付けの際に中央に均等に打ちつける必要があるので、少し慣れが必要な工具になります。
最近は打ち具のパーツがハンドル式になっているのモノあるので、コチラは初心者の方にも選んでいただきやすい工具であると思います。
▼ハンドルタイプのハトメ打ち
ハンドプレス機
本体にあるハンドルを押し下げることで大きな力を必要とせずにハトメを取り付けることが可能。
金型などを変更すれば様々な径のハトメにも対応可能です。
勿論、価格はそれなりにします(;゚Д゚)
▼ハンドプレス機
工具選びの際の注意点
ここで工具選びの際に必ず確認しておいてほしいことがあります。
アルミ・真鍮はセットで使用可能な場合が多いです。
気を付けなくてはいけないのがステンレスハトメ対応の工具です。
ステンレスは先にお伝えしたように最も硬度が高く、打ち具もそれなりの強度のモノが必要になります。
▼ステンレス用ハトメ打ち
もし工具選びの間違いを無くしたいのであれば、ハトメが同梱の製品を選んでくださいね♪
▼セットになっている製品がベスト!
それではようやくハトメ取り付け作業を始めていくぅ~!
かな~~~~り前置きが長くなってしまいましたが、それではようやく本題に参ります!
今回ボクが取り付けていくのは#30(内径15mm)のハトメになります。
ちなみに既存でついているハトメは#28(内径12mm)ですが、
何故少し大きめのサイズにしたのかというと、ハトメが取れてしまったポーランド軍幕の生地が少しだけ裂けていたんですよね⤵
既存で空いている穴の径が少し広くなるので、ここは素直にワンサイズ大きなハトメで対応することにしました。
今回僕が使用するハトメパンチ
今回は両面ハトメを使用するので以下の製品を購入しました。
【ファミリーツール(FAMILY TOOL) 両面ハトメパンチ 15mm アルミ・真鍮】
▼ボクが購入した両面ハトメ用パンチ。
▼使用方法もしっかりと記載してありました。
▼裏面にはハトメの用途なんかも記載してありました。
▼パッケージには以下の内容が同封されていました。
セット内容
- 両面ハトメパンチ本体×1個
- ハトメ玉/アルミ製×5組・真鍮製×5組
- 下穴ポンチ/15mm×1個
- 下敷き×1枚
▼シルバーがアルミ、ゴールドが真鍮です。
まずは下穴を開ける作開ける
まずはハトメを打ち込んだ時に設置する生地が干渉しないよう下穴をあけていく必要があります。
今回はご丁寧に必要な工具一式がセットになった製品を使用するのでそのまま作業していきます。
▼下敷きを敷いて・・・
▼その上に穴を開ける生地を乗せていきます。
▼下穴ポンチを乗せます。
▼ポンチをハンマーで打ち抜いていくぅ~!
▼余分な切れ端が出た場合にはハサミで取り除きます。
作業ポイント①
個人的な感想ですが、ポンチで打ち抜く際には生地の表側から打ちつけた方が良いと思いました。
打ちつけた方向に生地の繊維が引っ張られるので、表から打った方が断端の処理がキレイに行くと思います。
それではハトメを取り付けていくんですが、ボクは今回アルミハトメをチョイス。
アルミをチョイスした理由は、
- もともと付いているポーランド軍幕の他のハトメもアルミ製だったのと、
- 初めてのハトメ打ちの作業なので出来るだけ労力の少ない方が良かったから
です。
アルミ製は他の素材に比べ強度面ではやや劣りますが、最悪また付け直せば良いだけなので作業の”楽(らく)さ”を優先しました。
セッティングの配置順なんですが、
左から受け台、ハトメ本体、生地(表面を裏に向けて)、座金 の順になります。
▼ポンチ(打ち具)でハトメを固定しながらハンマーで打ち付けていきます。
作業ポイント②
ポンチで打ちつける作業は水平な場所で行いましょう。
結構な力で打ちつけることになるので、安定した作業台・場所で行うことをオススメします。
作業ポイント③
打ちつけ作業はポンチを少しずつ回転させ位置を変えながらするとキレイにいきます。
ちなみにボクはこの作業を怠ったため、ハトメの留め金部分が少し歪みました💦
▼裏面。微妙に(画像)左側に寄っているのが分かりますかね?
▼最後にハトメのゆるみやがズレがないかをチェックして終了です。
ハトメ打ち方・コツ
ハトメ打ちのコツや注意点をまとめておきます。
真っすぐ打ち下ろせ!
当然ながら、ハンマーで打ち付ける時には垂直に真っすぐ打ちましょう。
今回ボクが使用したハトメパンチはハンドル式で横側から押さえこむ形になるので、どうしても均一に打ちつけるのが難しい場合もあります。
先に注意したように、(ボクが使用したパンチタイプの場合)少しづつ位置を変えながら打つなど、説明書きの内容を確認しながら実施しましょう。
最後まで打ち抜け!
ハトメは本体側の爪部分が折り返すように固定されることになるので、当然ですがしっかりと打ち抜きましょう。
ハトメの構造の所でもお話ししましたが、購入前にハトメの高さの確認(または対応厚の確認)をしましょう。
最後まで打ち抜いても適合に問題があればハトメが取れてしまう原因になります。
慣れないうちは柔らかい材質をチョイスせよ!
複数個の施工なら柔らかい材質のものから始めてみましょう。
ハトメに使用される主な材質の硬度ですが、
- アルミ
- 真鍮
- スチール(鉄)
- ステンレス
の順に硬度が増します。
硬度のあるものは打ち切れずに外れるリスクもありますし、そもそも複数個施工しようと思うのならかなりの労力であることを覚悟しましょう。
慣れないうちは無理をせず、アルミハトメから施工することをオススメします。
必ず工具の適合確認を!
めちゃくちゃ基本的な話ですが、ご利用になるハトメに合った種類・サイズの工具を選びましょう。
ボクもこの記事を書く上でかなり色々調べているのですが、ハトメサイズは基本的には大体同じであっても、メーカーによってサイズに微妙に誤差があります。
個人的にはハトメのメーカーが推奨している工具や、ボクのようにセット販売されている工具を使用することをオススメします。
おわりに
いかがだったでしょうか。
実際にハトメ打ちをやる前は
「失敗したら嫌だから、やるの気がすすまないなぁ~」
とかなり億劫(おっくう)でしたが、、、
意外とやってみると「こんなものか」といった感じです。
ハトメ(グロメット)のサイズさえ間違えなければそこまで難しいことはないので、是非皆さんも挑戦してみてくださいね♪
それでは良きキャンプライフを☆彡
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今回ご紹介した製品とオススメアイテム
▼ボクが使用したハトメパンチセット(15mm用)
▼同じく12mm用
▼グリップ式もオススメ!(12mm用)
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